長兄Jim(ギター、ピアノ)、長女Sharon(バイオリン、Bヴォーカル)、次女Caroline(ドラム)、末っ子Andrea(ヴォーカル、ティンホイッスル)てな構成。
伝統的なアイリッシュミュージックとポップミュージックの融合をなした人たちで、珍しいのはバイオリンとティンホイッスルを使っているところでしょうか。
本国アイルランドはもちろんヨーロッパ・オーストラリアで老若男女問わず幅広い層に支持されています。アイルランド系の人は意外と世界各地にいますからねえ。
Forgiven, Not Forgotten

歌詞がね、怖いんですよ。
なんでそんな歌詞をそんなに明るく演奏するんだ!?ってことがしばしばあります。
・・・あ、このアルバムに限ったことじゃありませんが。
Talk On the Corner

※わたしはこれの1番目の曲「Only When I Sleep」のPVから入ったのでこのアルバムがThe Corrsのデフォルトです。そこからちょうどツアーのライヴに行ってから、1st聴いてます。
1stよりはホンワカする曲群で、運転中に聴くとマズイ(^^;)
全体的に1stより暗めかな。
In Blue

そもそもウリはバイオリンとティンホイッスルなのに、やたら電子音に頼ってしまってます。
まあ確かに万人受けはしやすくて、アメリカでチャート上がってましたが、どうしてこうもアメリカに媚売り出すと“らしさ”が失われてしまうんでしょうねえ・・・。
Best of the Corrs

これから聴こうかという人はここから入った方がよろしいかと。
でも曲目とか曲順が若干気に入らなかったり・・・。しかもベスト盤ってアルバムバージョン(フルバージョン)じゃないことも多々あるので・・・。
ま、その辺はファンのぼやきということで
Borrowed Heaven

借りてきた天国・・・(直訳厳禁!!)。
このアルバム製作前に母親が他界したそうで、以前のアルバムと比べるとやや落ち着きが出てきたかな、という印象を受けます。
曲のタイプとしては1stに似てるかな。3rdから入った人には、ちょっとウケが悪いみたいです。
でもThe Corrsって、初めイマイチとか思ってても何度か聴いてると必ず耳に馴染んでくるんですよね。
Home

というのも、亡くなった母親が過去歌っていた曲を、追悼の意で彼らが選んで作り直した曲なんですね(母親父親はやはりアイリッシュバンドをしていたそうで、この兄妹はみんなその影響を受けているという根っからの音楽家族)。
なもんで、ポップの色合いは薄く、今までのイメージを期待してると外します。パブでバックグラウンドにしっとりと流れてるのがぴったり合うような曲群です。
たまに言語が英語じゃないんだけど、これってGaelicなのかしら。
ちなみに、The Corrsはライヴが楽しいです。
やっぱりもともとアイルランドの狭いパブで演奏していたせいか(それとも遺伝子なのか)、名前を呼ぶと返事してくれる可能性がとても高い。
まあ手が空いていて、マイクの前にたまたまいる、というタイミングが重要になってきますが(だから一番忙しいCarolineが返事しているところは見たことがない)。
以前来日したときに、ちょうど曲の合間にお兄ちゃんがしゃべっていたので名前を呼んだらちゃんと「コンニチハ」って返事くれました。お兄ちゃん超いい人です(安いぞ自分)。
は! 前回来日したのって5年も前だ!
なんかあんまり日本には来てくれないみたいです。'98年のツアーも日本には来なかったみたいだし。わたしは当時豪州に・・・。